包日記

包kurumiフラワーデザイナー五十嵐のブログ

2017年もよろしくお願いします!

新年明けましておめでとうございます。
・・・って明けてから10日も経ってしまいましたが・・・(^^;)
2017年は酉年。私の大好きな鳥のように羽ばたいて行きたいと思います。
どうぞ、本年もよろしくお願いいたします(*^^*)


年末年始は花市場もお休みになります。例年1月の1週目は小ぢんまりと始まり、輸入花を中心に国産花はチラホラ並ぶ程度。
本格的に稼働するのは2週目からくらいでしょうか。
なので年始に使う花はほぼ年末に揃えておかなくてはならなくって、生産地からのトラック、ターレットトラック(市場内の運搬車)、仕入れる人の車などで年末の市場の駐車場は大混乱です。
今シーズンは家を午前2時過ぎに出発し大田市場へ。
早過ぎるのは百も承知なのですが、スケジュール上やむなく(^^;)
いやあ。でも早過ぎて必要な花がなかなか出てこないじゃないですか。しかもあの駐車場の混乱ぷりからするといつも以上に時間がかかる事でしょう。
仕方がない。タイムアウトまで買えるものをとにかく買って、お仕事を2件回って次は横浜南部市場へ。時は午前11時くらい。
そんな時間でも、さすがに年末。仲卸さんには花は売る程あるし(いや売っているんですけどね)お客さんもまだ居ます。
すごーい。これは予想していたからこそ向かったのだけど思った以上に良いものが買えたので、びっくりです。
それどころかトラックが来るのが遅かったとのことで、出そびれた花まで買えちゃいました。
2016年の運はこの日の為に残っていたのか!とさえ思っちゃいましたよ(笑)


そんなこんなで苦戦しながらも幸運を勝ち取って仕入れた菊=マム達を見てやってください。
もちろん他の花材も仕入れましたが、ここ数年のこのブログで新年恒例となりつつある「菊」ってことで。
ちゃんと撮りたかったなぁ。と思うものも複数あるのが残念ではあるのですが。
初めて使うものもありましたが、今まで使って過去ブログに書いたものもいくつかあります。ご興味のある方は各品種にリンクを貼っておきますのでそちらもご覧くださいね。


「トムピアーズ」
出そびれた花とはこちらでした。包kurumi大好物のマム。箱に書かれている「トムピアーズ」という文字を見逃しませんでした。
今年はがつーんとしたマムが無いなぁ。としょんぼりしていたからこれを見つけた時は嬉しかったです。
仲卸さんに開梱してもらい幸運なGETでした。
「トムピアーズ」の過去ブログはコチラ。
http://d.hatena.ne.jp/kurumig/20160108/1452206715















「イエローピアレッツ」
大田市場で出ていた数少ないマムの中から「仕方がない。念のために買っておこう」と半ば妥協で買ったスプレーマム。
ところが後に手にする事となった「トムピアーズ」との相性がバッチリ。
品質も良く、買って良かったー(*^^*)と思ったマムでした。
「妥協」なんて思ってごめんなさい。良い仕事をしてくれました。
イエローピアレッツ様にお詫び申し上げます・・・
そしてアップで撮り忘れ、やむを得ずトリミングしたらうすら寝ぼけた残念な写真になってしまったのでした(>_<)














「サフィーナ」
初めて買ったのですが、美しいグラデーションが魅力です。こちらもイエローピアレッツと同じく一本で枝分かれしていて小さめの花が幾つかついているスプレータイプですが、脇芽を取って一輪を大きく育てる一輪仕立て(最近はディスバッドと呼ぶようになったらしい)もあるみたいですよ。ディスバッドも使ってみたいなぁ。





















「チスパ」
文句なしのステキな色合いです。
トムピアーズもそうですが、昔はこんな赤い輪菊は無かったんです。(生き字引の域に達したか?と思う今日この頃・・・)
あぁ。良い時代になったもんだ。としみじみ思う。
こちらはイエローピアレッツやサフィーナとは逆で、スプレータイプもありますが一輪に仕立てられたディスバッドです。

















「ルビーノ」
お気に入りマムの一つで、もう何度買ったことか。
グリーン〜白へのグラデーションは新春にふさわしい色で、柔らかい雰囲気を作ってくれます。
・・・それはそうなんですけど、お正月に限らず、いつでもどんな場面にも良い演出をしてくれるんです。
ブライダルでも仏事でも。
ただ輪が大きいので小さなアレンジには不向きですが(^^;)
「ルビーノ」の過去ブログはコチラ。
http://d.hatena.ne.jp/kurumig/20131106/1383706137














「ダンテ」
かわいくしたいなら、まずは買っておけ!というスプレータイプのマムです。
ルビーノと合わせたらキュート路線まっしぐらですね♪
「ダンテ」の過去ブログはコチラ
http://d.hatena.ne.jp/kurumig/20140423/1398271867



















「赤利休」
上記のガツン系のマムとは打って変わって、やはり古典的なマムでしたねー
・・・と言いますのは、知らない品種だったのです。
仕入れの時はまだツボミで、糸咲きっぽい雰囲気はあったのですが確信はなかったのです。
深い色のマムが欲しかったので「赤利休」と書いてあるからには赤だろう。そして利休と名乗るのだから楚々とした感じ?と全て予測で買ったものでした(^^;)
うーん。赤?確かにツボミは赤だったんです。(とは言ってもマムの赤とは紫っぽい色も含むので赤利休は紫系でした)
こんなに白い部分が多いのは想定外でしたが、これはこれでステキです。
開くと大きいです。ひょろりとした花びらの先端から先端まで20cmくらい。
楚々とはしていますが、存在感すごいです。
糸咲きタイプの品種不明スプレーマムの過去ブログはこちら。(←何だソレ(笑)
http://d.hatena.ne.jp/kurumig/20141111/1415656235










冒頭の写真は横浜馬車道にあるヘアーサロン「hairGLOW」さんの生け込み。
包kurumiを始めて一番最初の生け込みのお客様で、そして今でもずっとご利用いただいています。感謝。
hairGLOWさんでは今年は三種類のマムを使っています。
実際にご覧いただいた皆様に、このマム達は驚きと感動を与えてくれることと思います。
さあ2017年も楽しくまいりましょう(*^^*)


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