包日記

包kurumiフラワーデザイナー五十嵐のブログ

2014-01-01から1年間の記事一覧

メリークリスマス

もうクリスマスも25日の夕暮れとなれば、ここ日本ではお正月モードになっている方も少なくないと思いますが・・・(^^;) クリスマスリースの写真でもおひとつ。 こちらの白いお花(デンファレ)は生花を使っています。 それがどうした? …ですよね。 こちら「…

好きな花に囲まれて

展示会[kurumi] FLOWERS COLLECTION 2014 WINTER“Flowers of a smile” with Photo BARでは、私の好きな植物をたくさん使おう!と心に決めていました。 おかげで好きな植物に囲まれて幸せいっぱい。 初めて出会った植物もありました。 力強くおどろおどろしい…

展示会を終えて

2014年12月12,13日に開催しました [kurumi] FLOWERS COLLECTION 2014 WINTER “Flowers of a smile” with Photo BAR は、お陰様でたくさんの方々にご来場いただき無事終了することができました。 心より御礼申し上げます。 「無事」だったと思ったのは、用意…

出番待ち

イベントの開催を決めてから、飛ぶように日が過ぎて行きます。 あれよあれよともう来週なんですねぇ。 前回のブログの更新から気付けば一週間以上経っているじゃありませんか(^^;) 只今、準備を急ピッチで進めています。 いわゆる「お花」は直前の仕入れにな…

展示会決定!

常々、無店舗の包Kurumiをもっとみなさんに知っていただく機会を設けたいと考えていました。 ようやく、その時がやってまいりました。 [kurumi] FLOWERS COLLECTION 2014 WINTER “Flowers of a smile” with Photo BAR【場所】 横浜市中区本町1-7 東ビル1F …

ブラックリーフ

ツヤツヤの光沢が一見、皮のようにも見える葉っぱがあります。 ブラックリーフ。 他の色を引き立てたい時に黒というのは重宝する色ですね。 私が植物の写真を撮る時に背景を黒くする理由のひとつでもあります。 「ブラックリーフ」も他の色を引き立てるのに…

謎だらけのマム

クリスマスやお正月準備が加速する季節となりました(^^;) クリスマスケーキやおせち料理の予約受付も始まりましたよね。 一方、包kurumiはお正月準備という訳ではなかったけれど、こういったマム(菊)を見てしまうと意識してしまいます。 美しい! 古典菊の…

デザート違い。

バラに「デザート」と言う品種があります。 「デザート」と言うと、食後に食べるアレでビタミンカラーを想像したくなります。 でも実際は写真のようなスモーキーベージュ。 何で? とずっと疑問に思っていた事が、単なる私の勘違いだったという事が判明しま…

初めてカトレアを美しいと思ったお話

洋らんの女王などとも呼ばれている「カトレア」。 カトレアと言うと、紫がかったピンクに赤っぽいリップに黄色が挿す、ギラギラとした配色。 そして、やたらと大きい花(20cmくらい?)。 といったイメージで、色と言い、大きさと言い、丈の長さと言い(切…

哀愁漂う秋のハス

ハスの生育過程にはそれぞれ見どころがあります。 花も葉も実も観賞していて楽しいものです。 夏に咲かせる花は風情があって美しいけれど、切り花にすると開花させる事が難しいからか、大量には流通しません。 むしろ、秋であるこの季節の「実(花托)」の方…

ナチュラルで優しくて上品で。

ブライダルシーズン真っ盛りなこの季節。 ブライダルブーケに使う白いバラの需要は、ピークかもしれません。 それだけに良い白バラは注文しておかなくては手に入らない事も多々あるのですが、たまにその注文品の端数と思われるものがポロリと仲卸さんに並ん…

葉っぱはスゴイんです!

葉っぱ・・・というと、地味だし、文字通り華(花)が無い。 そこら辺に生えていたりするものも多数あるし、なかなか価値を見つけてもらえない。 でも、バカにしてはいけない! 声を大にして言いますが「葉っぱはスゴイんです!」 何がスゴイのかと言います…

秋を運ぶ実

色付き始めた葉と同じように、実も秋を運んできます。 この朱色に輝く実は鈴バラ。 そう。バラの実です。 バラですので枝にはトゲもあって、そうだ。バラだった。と思い出します。 バラは通常「茎」と言いますが鈴バラの茎は固く「枝物」として扱われていま…

つぼみが好きか、咲いた花が好きか。とか。

チューベローズという1本につらつらと複数の花をつける花があります。 咲いた一輪をじっくり見るととってもかわいい。 でも、実は私はあまりチューベローズを買う事がありません。 なせならば切り花のチューベローズは、ほぼつぼみの状態なのです。 それのど…

菊ではない菊

秋は素朴な野草がズラリと花市場に並びます。 もちろん、野草と言っても野山に自生しているものを伐採してきたものではなく、人間の手によって育てられたものではありますが。 それでも、やっぱり季節の草花は美しいです。 花の美しさに魅かれたのはもちろん…

パンプキン♪

楽しい実を仕入れました。 さて、この写真の実はなんでしょう? 1.トマト 2.柿 3.カボチャ 正解は。 どれも違います。 なんと4番のナスでした(笑) あの紫色のナスからは想像もできませんが、これは鑑賞用ナス「ハナナス」と言うナス科の植物でパンプキンとい…

ラララから連想するもの

「ラララ」っていう名前のダリア。 インパクトがあって覚えやすい名前でありがたいです(笑) ダリアの品種も、とても増えていますので覚えるのがタイヘンなんです・・・ ラララ♪と歌うのは洋風な曲かな?とも思いますが、このダリアの「ラララ」はどちらかと…

夢見る連鎖

野球場の芝のような「緑」。とでも表現したら伝わるのでしょうか。 とにかく濃い。 トルコギキョウで、こんな濃い緑が出るなんて。 ただの濃い緑ではなく、花の形が良く、花びらにプリっとしたハリがあって、茎もしっかりしているトルコギキョウ「森の雫」。…

美白という名のユリ

花市場でユリ類は、つぼみの状態で売られています。 どんなユリも開花直前になるまで、つぼみの色は緑色。 つぼみが膨らんで、そろそろ咲きます!という準備ができるとようやく色が出て来るといった感じ。 オリエンタルユリ(カサブランカなど香りが強め、大…

育てられるかな・・・

市場から帰ってきてから後悔したのだけれど、厄介そうな鉢物を衝動買いしてしまいました。 お盆の花市場は閑散としていて(今回は台風の影響もあって尚更です)、切り花の種類は少なく、余計にこういった鉢物に目が行ってしまったのかもしれません。 シルバ…

儚さと美しさ

私が美しいと思う花は、なぜかキンポウゲ科が多いんです。 キンポウゲ科だから好き。という訳ではなくて、単純に「あぁきれいだな」と思うものが、たまたまキンポウゲ科なんですよね。 例えば・・・ クリスマスローズ、クレマチス、ニゲラ、シュウメイギク、…

夏のホームパーティー装飾にいかがでしょう?

夏のカジュアルなホームパーティーなどに活躍しそうな花「モカラ」。 モカラはランの一種なのですが、コチョウランほどかしこまっていないところが気軽で使いやすい。(雰囲気もお値段も気軽です♪) 黄色、オレンジ、ピンク、紫、赤などがあり、どれも原色に…

同じ穴の狢

今日は言葉の勉強になりそうな植物をご用意いたしました。 ●同じ穴の狢(むじな):一見無関係のようにみえて、実は同類・仲間であることのたとえ。普通、悪者についていう。一つ穴の狢。 (大辞林より) ちなみにムジナと言うのはアナグマの事で、アナグマ…

ファンタジックな「シャガール」

「シャガール」という名前のマム(菊)。 画家のマルク・シャガールから取ったのか、もしくは現代のカメラ女子の写ガールを意識したのか? と、不思議に思い調べてみました。 確信できるデータはなかったのですが、SHYA-GIRLではなくCHAGALLと表記されている…

キキョウ(桔梗)

一度だけキキョウが咲く瞬間を見た事があります。 もちろん切り花ですが・・・ その瞬間、茎や葉がかすかに揺れたんです。 じっと見ていたからではなく、茎や葉が揺れたから咲いたことに気付いた。といった感じ。 そこからはみるみるうちに開きました。 録画…

グリーンリリアルプの不思議

1.発色の良い緑色のユリである 2.花粉がない 3.雌しべと雄しべが芸術的という見どころ満載なユリ「グリーンリリアルプ」 いったい、何がどうなってこんなに不思議な風貌となって咲いたのでしょうね〜 まず「緑色のユリ」という事だけでも珍しいですね。 他の…

スモークツリーと妄想と

モフモフしていて、つい触りたくなる「スモークツリー」。 煙の木とも呼ばれているだけあって、何とも独特で幻想的な雰囲気を作ってくれます。 市場では切り花や、鉢物でよく見かけます。 お庭などに地植えすると、8メートルくらいの大木になるものもあるら…

フレイクチョコラータ

「フレイクチョコラータ」なんてキュートな名前ですが、実は「黒ヒエ」。 明らかに「フレイクチョコラータ」と名乗った方がオシャレですね(笑) 実際ビターチョコのような茶色です。 そう。 ヒエって雑穀のあのヒエ。 雑穀米を食べるのは好きなのですが、炊い…

セダム

アレンジメントの名脇役「セダム」。 つぼみや葉はシルバーがかっていて落ち着いた雰囲気。 花が咲いても、どことなくスモーキーな色なので上品。 主役を引き立てるにはもってこい!の優れた花。 ところで「セダム」という名前についてなのですが・・・ 「セ…

仏花(フューネラルフラワー)について思う事

暑いので久しぶりにアンスリュームの話題から。アンスリュームはその独特でスタイリッシュな容姿が魅力的なのではありますが、もう一つの魅力は暑さに強いこと。 梅雨入り前から夏日だの真夏日だのの昨今、ありがたい花ですねぇ。 さて今日の品種は「エスメ…