包日記

包kurumiフラワーデザイナー五十嵐のブログ

2015-01-01から1年間の記事一覧

ウンリュウバイ(コウテンバイ)

包kurumiの今季の正月花材のイチオシは何と言っても「雲竜梅(ウンリュウバイ)」。別名「香篆梅(コウテンバイ)」。 市場に並んでいる枝にピンとくるものが無くて、インパクトがあって丈のある枝が欲しい。と仲卸さんに相談したところ、この雲竜梅を勧めら…

クリスマス2015

お正月関連の仕入れはすでに始まっていて、特に今日の花市場はお正月モード全開な感じ。 今日もグッとくる枝が手に入りまして、早く生けたいなぁ。とワクワクしています。 でも、クリスマスはまだでしたよね。確か・・・(^^;) クリスマスからお正月って、ダ…

リューカデンドロン・プルモーサス

「plumosusプルモーサス」という名前は、色々な植物に付いているけれど(有名どころではアスパラとか、多肉類でも多々見かけます)、この写真の植物も「プルモーサス」。 こちらは「リューカデンドロン」という名前の植物のプルモーサスなんです。 (リュー…

クリスマスはこれから。

クリスマスリースを作り終えると、クリスマスは終わったんではないか?という錯覚に陥ります。 だいたいクリスマスの1か月前くらいまでにはお手元にお届けしたいから、11月25日を目標に作り続けるのです。 で、無事にそれが終わるとホッとしてしまうのです。…

生モミの木

モミの木ってクリスマスの代表的コニファー(針葉樹)。 でも実際、ホンモノのモミの木を見た事がある方って少ないんじゃないかな。と思います。 なぜなら、あまりお花屋さんに売っていないから。 あってもクリスマスリース用に使う、切り落とされた枝の一部…

クリスマスリース部門

前回ブログを書いていて、なぜか「クリスマスリース部門」という言葉を使いまして、どういう訳かツボにハマってしまい一人でぷぷっと笑っていました。怪しい・・・(^^;) そうか。大きい会社じゃないくせに、というか、包kurumiは一人なので「部門」という言…

横浜ウーマンビジネスフェスタ2015・よこはマルシェ!ご来場ありがとうございました!

2015年11月7日(土)パシフィコ横浜アネックスホールで行われた「横浜ウーマンビジネスフェスタ2015・よこはマルシェ!」。 開場してすぐにたくさんのお客様がいらっしゃり「わーすごい」なんて思っていたら、その中には知ったお顔もちらほら。 「生け込むと…

横浜ウーマンビジネスフェスタ2015・よこはマルシェ!に出展します!

告知はしっかりと準備が整ってから・・・にしたかったのだけど、何を隠そうまだまだなのです(^^;) 日も迫ってきた事ですし、準備はさておき告知を先にさせていただきます! 横浜ウーマンビジネスフェスタ2015・よこはマルシェ!に出展します! 日時:2015年1…

「黒」の出番

ハロウィンって最近になって、日本でも急速に受け入れられるようになった気がします。 やっぱり、あのねずみさんがいる夢の国で、大々的にかわいらしく飾りつけたりパレードをしたりしているおかげでしょうか? 花業界でも、だいぶ前からおもちゃカボチャな…

豆柿

秋は実物(みもの)がふんだんにあってワクワクする。 実りの秋ですからねぇ。 写真は「豆柿」。 かわいい名前。 いわゆる食用の柿とは実のサイズがまったく違います。 直径が2cmもあるかないかの、小さな小さな柿なのです。 小さいので「柿なんです!」と言…

お家撮影

波の音が聞こえるのどかな町に、ひっそりと佇む黒いお家が完成し、撮影が入るとの事で、装飾のお手伝いをさせていただく事になりました。 家主の想いと建築家のセンスと知識がぎゅうっと詰まった空間。 現場は横浜から少々離れたところにあるので、事前に見…

マム活躍中

秋でなくても使うのだけれど、やっぱり秋に使う頻度が高くなるのが「マム」。 紅葉してきた枝物や実物(みもの)と、合わせたくなるからです。 この黄金の組み合わせは「THE日本の秋」ですね。季節感がたっぷりと出ますから。 マムをアピールするには持って…

バラ「ピンクレース」

シルバーウィークの私の個人的な唯一の予定は友人の神崎桃子ちゃんのお家に遊びに行く事。 SNSを見ていると、海外へ行く人、ディズニーランドへ行く人、温泉へ行く人・・・それぞれが休日を満喫しているようだけど、混雑した場所が苦手な私にとって、気の知…

秋のアジサイ

秋になると、ウハウハしてしまいます。 気温が下がってくるので、花色に変化が起きるから。 落ち着いたこっくりとした色になってくるからです。 青々とした葉が紅葉していったり、バラなども夏とは別品種かと思うくらい深い色になるものもあります。 今回ウ…

南半球LOVE

美しいプロテアってなかなか会えない。 写真のマディバレッドなどの、φ20cmクラスの花を持つプロテアなんかは特に。 こう見えて結構デリケート。 花びらが固くてハリがあるし、重量もある。 それでも箱に無理矢理詰め込まれて南半球くんだりから旅してくる…

包kurumiとストレチア

包kurumiは、落ち着いた色合い、一言では言い表せない複雑な色合い・・・そのような色が大好物である。 と、何度となく書いてきたけれど、たまにはパッとした色合いを使う事がある。特に夏は。 例えばストレチア(ストレリチア)。 正直言いまして、何となく…

食べられませんよ〜

お盆が明けて、暑さが和らいで楽になってきたなぁ。と思いきや、ここ数日は夕方になると、ちょっと肌寒いくらいになってきましたね。 暑ければ暑いで「早く秋が来ないかなぁ」と思うけれど、涼しくなってくると「夏が終わってしまうのは名残惜しい」なんて思…

ドウダンツツジ

夏の枝物と言えば「ドウダンツツジ」。 小さめで若々しい緑の葉、華奢で少し光沢がある枝。 それらは切り花(枝)でも、風にそよぐような涼やかさ、それらの隙間からこぼれる木漏れ日を連想させてくれます。 京都の大徳寺の高桐院にあるドウダンツツジは格別…

ギャップ萌え

ボールのようにまん丸と花を咲かせるアリウム。 市場で見つけた時、近くにいた仲卸さんに「この咲き方って合ってます?なんか間違っているコが多いですよね?」と尋ねると、「合ってます!(笑)そうなんですよー。嫌いじゃないですけどなんかヘンですよね」…

若者が出てました(笑)

私の大好物である「石化柳」(セッカヤナギ)は冬に旬を迎えます。 ・・・が、旬では無いこの夏でも彼らは成長しています。 新芽が出て、それらしい形に成形されている過程。 つまり大人になりきっていない若者の時期なんですね。 まだ若者ではありますが、…

バンクシア

暑い毎日が続いてますねぇ。 こう暑いと使いたくなる花「バンクシア」。(バンクシャーなどとも言います) まあ、使いたいから買おう!と買える花ではないんですけどね。 なかなか花市場には並ばないので、運が良い時しか買えない珍しい花の一つだと思います…

手書きメッセージのススメ

くすんだ色、アンティークな色、日本の色・・・ そんなフクザツな色をこよなく愛する包kurumiですが、たまにはキュートな色も作ります。 例えばパステルカラーとか。 パステルカラー同士は何を合わせてもカワイイ。 今回は、結婚十周年のお祝いに奥様に贈る…

色白テラ

花を仕事にする前、アンスリュームはあまり好きではない花の一つでした。 赤くてギラっとした光沢は、造花っぽい・・・ そう。アンスリュームは「赤」しか知らなかったんです。あの頃。 でもアンスリュームには赤だけではなくて白やグリーン、そして私の大好…

黄色いアイツ

まぶしいくらいの黄色。 元気いっぱい。 顔は平面でのっぺりしている。 そんな花、私のキャラじゃないよ。 なんて言ってられない。 不動の人気を誇るその黄色いアイツは、花に携わる仕事をしている以上、避けては通れない。 そう。 ヒマワりの季節がやってま…

キノコな日々

このブログで利用させてもらっている「はてな」には「今週のお題」とやらがあるのは知っていましたが、それに沿って書いた事はありませんでした。 今回たまたま目にとまったお題が「梅雨の風景」って事なんで書いてみちゃう?と思った次第です。 ホントは別…

雪美人

久しぶりにユリの話題でも。 カサブランカを代表とするオリエンタルユリ(日本などアジアに自生する原種ユリを、交配、育種したもの。香り高いものが多いです)は、白とピンクがほとんど。 でも、数年前(いや、十数年前?)からイエロー系のオリエンタルユ…

かぐや姫とマキシマ

このブログでシャクヤクはどんな品種の事について書いたっけ? と思って振り返ってみました。 そしたら。 あら。びっくり。 イエロードリームについてちょこっと書いただけだったようです。(アレはカワイイ品種です!) なので、今、花真っ盛りのシャクヤク…

夏の実

季節の移ろいを感じるものの一つに「実」があります。 6月に入ってから続々と花市場で「実」を見かけるようになりました。 「実」というより「果実」もしくは「ベリー」と言った方がピンとくるかもしれません。 特に今見かけるのが、ブラックベリー、ブルー…

アリウム「シューベルティー」

アリウム類が旬を迎えています。 「アリウム」というと、こじゃれた花のように聞こえるけれど、実はネギの仲間。 観賞用となるアリウムだけでも、結構な種類があります。 球状のものが多く球の大きさは、1cm強のちっちゃい「スネークボール」から、17〜18…

オンシジューム「ボブキャット」

たまに市場に出現する花があります。 ランの一種オンシジュームの仲間「ボブキャット」。 通常の黄色いオンシジュームは定番化しているので、欲しければほぼ手に入るけれど、茶色い「ボブキャット」は、たまにしか見かけません。 見かけると「むむっ!」と足…