包日記

包kurumiフラワーデザイナー五十嵐のブログ

リューカデンドロン「サファリサンセット」


「これは何という花ですか?」と聞かれて答えると、質問した人は確実に「?」という顔をする名前の植物ナンバーワンと言えるかもしれません。
その名は「リューカデンドロン」。
答えた時のその顔を見るのが一つの楽しみでもあります。(←悪趣味)


これは学名「Leucadendron」をカタカナに読んだだけなのですが、日本語に馴染みのない響きですので「?」となるのは当たり前ですね。
そして質問者はメモの用意をする。もしくは「すみません。書いてもらって良いですか?」というお決まりのコースを辿ります。


リューカデンドロンにも種類がありますが、写真は「サファリサンセット」という種類でリューカデンドロンの中では最もポピュラーと言っても良いと思います。
包kurumiも比較的よく使う植物で、茶に近い赤ですので全体の色のトーンを落としたい時などに登場します。
・・・で名前を繰り返しお伝えする甲斐もあって、お客様がすんなり「あ。リューカデンドロンだ!」と言えるようになっていく。という面白い現象も起きています(^^;)
もっともっと一般的な花はいくらでもあるのに、包kurumiの偏った花選びのせいで「リューカデンドロン」のような難しい花の名前を覚えてしまうのはいかがなものか?とも思いますが、なぜか嬉しくもあります。


さて、このリューカデンドロン「サファリサンセット」のような固めの質感タイプのリューカデンドロンは日保ちが抜群。
柔らかめのリューカデンドロンもあり(これらの種類は機会があればご紹介しますね)、これらも日保ちが良いのですが硬め系は更に良いといった感じでしょうか。
ちょっとした環境の変化にはびくともしない。
暑〜い夏でも、ケロッとしています。
そして寒〜い冬もケロリです。


下の方の葉まで、ずずずいっとキレイなのもありがたい。
赤っぽい部分は下に行くにつれて薄れてますが、このグリーンとのグラデーションも美しい。


いかにも異国の香りがプンプンする出で立ちですがアフリカ原産。
切り花はほぼ輸入です。
南半球原産の植物は、個性的で実に楽しい♪
そう思うのは、日照、湿度、温度と全てが日本と違う環境で育つ植物だからなんですよね。
逆に言えば、南半球の人々も日本の植物を見たら「個性的で実に楽しい♪」と思うのかも。


そう言えば大使館が多く並ぶ街のショップ勤務時代、外国人の方が赤いツツジを大量に買って行かれた記憶があります。
丈も1.5m程の大きなもので、どんな風に飾るのかなぁ。オシャレだなぁ。日本を楽しんでいるんだなぁ。
と嬉しくなった事があったけ(*^^*)


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