包日記

包kurumiフラワーデザイナー五十嵐のブログ

マム「セイオペラ・ベージュ」

このマム「セイオペラ」はかなりポピュラーなので、お正月に知らずして飾られた方もいらっしゃるのではないでしょうか?


セイオペラはパステル系の色と、このコロッとした咲き方がかわいい人気マム(菊)。
写真はセイオペラのベージュですが、他にピンクやオレンジなどもあります。
よく使う花なのですが、考えてみたら写真を撮ったのは今回が初めてでした(^^;)


年間を通してある品種ですが、バラと同じく発色が良いのはこの季節。
和の花とも洋の花とも合う万能な花ですし丈夫なので、お花初心者の方にも気軽に飾っていただける花です。
「菊はちょっと・・・」などと躊躇せずに是非とも!


それではプチ講座を
和にも洋にも・・・と言いましたが、「初心者でもできる!セイオペラを飾ろう!」と題するならば・・・
ポイントその1「和は茎を長めに。洋は茎を短く。」
乱暴な言い方ですが、この辺を意識しておけば何となく様になると思います。
和は横から見て植物そのものの姿を見せ、洋は花の顔メインに見せる。そういう感覚で活けると必然的に茎の長さが変わってくるもんです。
ポイントその2「器で何とかなる」
これまた乱暴(笑)
当たり前ですが和風の焼き物系の器を使えば和になります。
極端な言い方をすれば、ご飯茶碗に一輪を花首だけ浮かべ(ポイント1は無視することになりますが)、公園に行って椿の葉っぱを一枚拝借して入れればそれだけで雰囲気が出ます。
陶器やガラスの器に入れれば洋ですね。
今回はパステル色がかわいいセイオペラなので陶器の場合は白が花を引き立てます。
高さは5cmもあれば大丈夫。それより低いと花が重たくてひっくり返る可能性があるので注意!
コップ状のものであれば2〜3本あった方が絵になると思います。長さはコップの縁から花の顔が出る程度でOK。
ベランダのアイビーを添えれば更に完璧。(私はアイビーを育てていませんが・・・(^^;))
あとは、マムはお水をよく吸いますので毎日お水の量をチェックすることをお忘れなく。


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