包日記

包kurumiフラワーデザイナー五十嵐のブログ

うなだれたガーベラを再び元気にする方法


人気不動のガーベラ。

ガーベラは管理が難しい花の一つでもあります。
水がしっかり上がらないと、茎が柔らかくなって首を垂らす・・・うなだれたガーベラとなってしまいます。

それは、ガーベラの茎は雑菌が繁殖しやすいからなんです。
雑菌は茎の浸かった水で繁殖します。
すると当然、茎が腐ります。
茎が腐ると、水を吸い上げる力がなくなります。
そして、茎にコシがなくなり重たい花を支える事ができずに、うなだれた状態に・・・(泣)

今日はそんな事態を防ぐ予防策をご紹介。


【予防策】
1.花瓶の水を少なくする。
水に浸かっている部分に雑菌が繁殖するので、その部分を少なくすることがポイントなのです。
切り口が水に浸かる程度で大丈夫。
目安として2cmもあれば十分です。

2.漂白剤を2〜3滴入れる。
殺菌と言えば漂白剤。
雑菌の繁殖を軽減します。
入れすぎると茎が漂白されるという薬害が生じ傷めてしまいます。くれぐれもご注意を。

3.こまめに水を替える。
気温の低い冬場は2〜3日に一度で大丈夫。
夏場は毎日。
室温の高い場所の花瓶の水は共に水温も上昇し、雑菌が繁殖しやすくなるので。
この時花瓶を洗う事を忘れずに!
花瓶に雑菌が残っていては、元の木阿弥。
雑菌を洗い流して新鮮な冷たいお水に替えてあげるのがイチバン!
毎回漂白剤を入れてくださいね。

4.切り戻す
2〜3日に一度は切り口を新しく切り戻します。
1cmは切りたいですね。
日々短くなってしまうのが玉にキズですが・・・


上記ポイントをおさえておけば、かなり日保ちがよくなりますよ♪


【それでもうなだれてきてしまった場合】
切り口を見てみましょう。
茶色くなっていませんか?
それは・・・残念ながら腐ってます。
緑色の健康な茎が表れるまで少しづつ切り進めてください。
そして新聞紙でくるっと包み、セロテープで止めます。
新聞は水に浸からないように、足元は出します。
花屋さんが持ち帰る時に包んでくれるようなイメージです。
一度首が垂れてしまうと自力で上を向くことができません。
ですので新聞紙で首を支えてあげるお手伝いをするのです。
半日もすれば、またシャッキリと上を向いてくれますよ。


健康なガーベラは種になるまでシャッキしていることも(笑)
少し手がかかりますが、かわいがってあげてくださいね。


写真は「コッティクリーム」という品種。
優しい色と大小の花びらがカワイイ♪

さぎやまさん(生産者さん)のガーベラは健康で根性があるので好きです。
結束シールもカワイイ(*^^*)


結束シールという名前かわからないけど、入荷時に10本づつ束ねてあるシールなのですが(^^;)