包日記

包kurumiフラワーデザイナー五十嵐のブログ

クリスマス。リースとかツリーとか

あぁ。クリスマスまであと2週間。
紹介したいものはたくさんあるのに間に合う気がしません・・・


今日はクリスマスの雰囲気を出してくれるコニファーのこと。
間に合わなそうなのでリースのこともツリーこともまとめて書いちゃおう(笑)


コニファー=針葉樹。
「コニファー」と一言で片づけてしまうのは、あまりにもコニファーに失礼なので一部をご紹介。


クジャクヒバ」

コニファーの中でも上位の流通を占めると思われる「クジャクヒバ」
先端がゴールドに輝く華やかさがあるので、明るく楽しくしたい時などに使っています。


「ヒノキ」

先端に1cm弱の実が付いている事が多いです。
葉の一節が大きいので小さなアレンジなどには使いにくいかもしれませんが、この実がかわいいので贅沢に先端だけフレッシュのクリスマスリースに使ったりしています。


「イブキ」

こちらも先端に小さな小さなツブツブとした花?実?が付いています。
枝分かれが少なくヒョロヒョロとしていますが、このツブツブがイルミネーションのようでスリムなクリスマスツリーに見えるのがかわいいです。雑な写真でスミマセン(^^;)


「ブルーアイス」

シルバーのコニファーと言えばブルーアイスです。
葉の付き方がまばらなので、まとめてガッツリ使わないとシルバーっぽくならないのが困りもの(^^;)
手はかかるけど美しいシルバーです。


「ヒムロスギ」


密に葉が茂っています。
シルバーとグリーンの中間のような色で、柔らかな葉です。
何かと使い勝手が良いコニファーです。


コニファーに失礼・・・と言いつつ、これまでコニファーをフィーチャーして写真を撮っていませんでした。
この内容のブログを書こうと決めてから慌てて撮れる環境のものだけを撮ったのですが、こうしてみてみると王道なコニファーのラインアップで、変わったものはありませんね(^^;)



コニファーは森林の香りがして癒されます。
特にコニファーのフレッシュリースを作る時は、細かく刻むので部屋中森林の香りに包まれます。
色んな種類のコニファーをまぜまぜして使用するとグリーンのグラデーションが出来上がりますし、グリーン系のみ、シルバー系のみに絞って使うのもオサレですよ(*^^*)


今年のコニファーを使ったフレッシュリースは香りを更に楽しんでいただく為にユーカリも仕込んでみました。
ユーカリもまた色々あるのですが、臭い種類もあるので気を付けなくてはいけませんね(^^;)
ユーカリも今が旬で、色々な種類をクンクン嗅ぎまわって一番爽やかな香りものにしました。


こちらは毎年違ったテーマカラーでご注文いただいているお客様のリース。
ベースはもちろんコニファー。
色の部分はアーティフィシャルフラワーですが、密かに前回ご紹介した青木園芸さんのフレッシュのアジサイも使ってます。アジサイはドライになっても美しいですからね。








ナチュラル系をご注文いただいたお客様はカメラ仲間ということだけあってステキに撮ってくださっていたので、おねだりして写真をいただきました。(ありがとうございます!)
昨年はオールアーティフィシャルフラワーのリースをご注文いただいたお客様なのですが、今年はリボン以外は自然素材。
それぞれの良さをお楽しみいただけて嬉しいです。
全てドライ化しても美しいものだけを選んでいます。














コニファーで忘れてならないのがクリスマスツリー。
こちらは輸入の切り枝を使っています。
ビニールや針金ではありません。ホンモノですよ。
輸入物は本場で育っただけあって葉が密ですので、いわゆる「クリスマスツリー」の美しい樹形です。
「ツリーを院内に飾るのが夢だった」
と、いつも生け込みさせていただいている「うえの歯科医院」の院長。
早朝の飾り付けだったのですが、次々と出勤されるスタッフの方々が「きゃーステキー!」とか「香りに癒される〜」などとテンションがアップしていく様子が手に取るように伝わってきました。
恐るべしフレッシュのクリスマスツリーパワー。
そして上野院長の粋な計らいが、こうしてスタッフや患者様の心をハッピーにしているんだなぁ。と温かい気持ちになりました。
開放感のある吹き抜けの天井ですので、2メートルのボリューム抜群のツリーもしっくりきます。
患者様だけではなく、ガラス張りの外にあるバス停の方々にもお楽しみいただいているようです(*^^*)






それぞれの皆様が様々な想いを胸にクリスマスを迎える準備のお手伝いをさせていただくなんて、ホント良い仕事をさせていただいています。
皆様にステキなクリスマスが訪れますように☆


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色気のあるアジサイ

久々の更新です。
ハロウィンが終わってから、あれよあれよとクリスマス関連のお問い合わせが相次ぎ、コニファー類と戯れているうちに今日に至る・・・(^^;)
バタバタとはしていますが、風邪もひかずに元気にしています。


と言う事でブログの更新をサボっている間にも、クリスマス関連のステキな植物達に会っていました。
クリスマスまで、できる限り書いて行こうと思います。
さて、何からご紹介しましょう?



やっぱり、最近立て続けに使っているアジサイでしょうか。
意表をついてしまいましたか?(笑)
「え?アジサイは梅雨の植物でしょう?」という声が聞こえてきそうですね。
実はあるのです。
もちろん真っ青なアジサイはないけれど、秋色のアンティークなアジサイがあるのです。
アジサイは気温が下がってくると色に深みが増して、こういった秋色に変化していくのです。
このしっとりとした色合い。色気がありますよね。なんてステキなのでしょう。
包kurumiに言わせればアジサイは秋色になってからが本番さ!といったところ。


この時期多いのが輸入のアジサイ
これもまたキレイなのですが、最近は主に青木園芸さんの(もちろん国産)アジサイを使わせていただいております。
青木園芸さんのアジサイは一度使ったら辞められない。
何しろぎゅうぎゅうに花(萼)が詰まって、ぷりっぷりとハリがあります。
アジサイは水あげが難しいのですが、青木園芸さんのものはノープロブレム。
一応処理剤は使用していますが、同じように処理した他のアジサイとは明らかに差があります。
水活けだけではなく、吸水性スポンジに挿しても水が下がりにくいです。
アジサイにこの安心感は、かつてなかったものです。
一度使ったら辞められないのは、この安心感。
ありがたーいアジサイです。



開店のお祝いに、クリスマスが近いから。とリース型のアレンジのご注文にも使わせていただきました。
青木園芸さんのアジサイは大人の雰囲気が似合います。





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バラ「ベアトリス」


実を言いますと紫系やラベンダー系の色の花、又は赤身を帯びた色があまりにも好き過ぎて、黄色系の花には目が行く事が少ない包kurumiです(^^;)
そんな私でも、思わずうっとりとして手に取ってしまったのがこのバラ「ベアトリス」。
ほっこりとした上品な咲き方、優しさがにじみ出ていて「ふぁぁぁ」とため息が出てしまう美しさ。


あぁ。
また杉本ばら園さんのデビッド・オースチンではありませんか。
以前はピンク系のバラ「キーラ」の事を書きましたが、その時もこの気持ちを味わったのを思い出しました。


ただ色合いが好き。という理由で花を選ぶ事もありますが、その花本来の美しさに魅せられて選ぶ事もあります。
今回はまさに後者。
その花本来の美しさを引き出しているのは生産者さんの想いだと思います。
想いが、努力をさせ技術を向上させ、こういった胸を打つ花が産み出されるのではないか?と思うのです。
こんなに素晴らしいバラを咲かせるまで、どれだけの時間を費やしたのでしょうか?
と、美しい花の向こう側にあるものを勝手に想像してしまいます。
・・・なんて、毎度同じような事ばかり書いていますが。(^^;)
ステキな花に出会う度に、本当にそう思ってしまうのでお許しを。



今回出会った「ベアトリス」は、かなり大きく開きそうです。
お気に入りの花でも、オーダーメイドでお作りしていますので私の手元にある時間はほんのわずかで、あっという間にお客様の元へお嫁に行ってしまいます。
でも、今回は数本手元に残りましたので咲いて行く過程が見れます。
楽しみ♪


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マム「ピンクレイジ」

もう、ホントにかわいい。
これ以上何も語ることはないけれど、ブログなのでそうも行きませんね(^^;)


前々回に飛騨マムの事を書きましたが、こちらも飛騨マム。
「ピンクレイジ」というお名前。
とろけるようなピンク〜ホワイトへのグラデーションと花びらのひらひら感が優雅です。
何度も言いますが、コレはマム。つまり菊ですよ?
菊は仏花だ!なんて話はもう何年も前のお話。
時代錯誤な考えを改めて、オシャレに菊をお楽しみいただけると嬉しいです(菊応援団の言葉←私のこと(笑))


飛騨マムは「カッコイイ」もしくは「カワイイ」。
このどちらかしかないかもしれません。
中途半端なものはなくって、存在感がものすごい。




虜にしてしまう魅力・・・いえ魔力と言っても良いかもしれません。
生産者さんも私も同じモノを作る立場です。
こういった人を虜にしてしまうようなモノを作るという事は、私の目標でもあります。
よし。今日もがんばろう!









【追記】
先日お届けさせていただいた「大人の花贈り」のアレンジメントについてブログでご紹介いただきました。
アイシングクッキーのお教室をされている「acorne」さん。
とってもキレイに写真を撮っていただいてウレシイです(・´з`・)
その記事はコチラ。
http://acorne.net/archives/2985
ひそかにこちらのアレンジでも飛騨マム「シルキーガール」を使ってます。ダリアやバラも使ったけれど溶け込んでくれています。



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アンスリューム「マキシマビオレッタ」

季節が変わってご紹介したい花がてんこ盛りなのですが。
今日は「季節なんてなんのその。」なアンスリューム(笑)
とはいえ国産だから旬といえば旬なのでしょうか?
アンスリュームは気候の違う国からの輸入が大半を占めていますから。


その名はアンスリューム「マキシマビオレッタ」。
グレープアイスの練乳がけみたいで美味しそうなグラデーションがカワイイ。
初めて見たのですが、目が釘付けでした。
実は見付けた日に用途がなかったので、見なかったことにしよう。と一度は通り過ぎたのですが、やはり気になって戻ってきてしまいました。
ステキな花と出会えたら、それは運命。仕方がない!
私の場合、この「仕方がない」は多すぎなのですが(^^;)








今まで使った輸入の「マキシマ」と名前が付いているアンスリュームは、他の品種より弱いイメージがあります。
私が使ったものが、たまたまだったのかもしれないですけどね。
アンスリュームは環境が厳しい場所にも耐えてくれるのですが、「マキシマ」と名の付く品種はそれが難しいといった経験が数回あり敬遠していました。


今回は国産とのことで、ちょっと期待しています。
輸入は採花されてから長旅を経て更に検疫があったり、どうしても私達の手に渡るまでのタイムロスがあり不利ですから。





ということで「研究花材」という大義名分で、購入から6日間が経過していますが、今も元気で可愛い姿で私の目を楽しませてくれています(笑)
アンスリュームには種類、大きさ共に豊富です。
「マキシマビオレッタ」は小ぶり。
小さなアレンジにも使いやすそうですよ。









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マム「エポック」


久々に衝動買いをしました。
仲卸さんのレジ横に飾ってあったんですね。
レジに並んでいると、うっかり買っちゃうあの危険な場所です。
売っているというより花瓶に入れて展示してあった。のだと思います。価格とか書いてなくって。
「こっ、コレと同じやつ今日は販売品はありますか?!」
と、カモな自分を意識しながらも、あまりにもの美しさに質問してみると持ってきてくれました。
そこに書かれている価格は「ギョッ(゚д゚)!」でしたが、これだけ美しいのだから当たり前ね。
この出会いは運命だ!!
この言葉はたとえ予算オーバーでも買ってしまう時の言い訳というウワサもありますが(笑)


って事でGETしたこの花は「マム」です。はい。またの名を「菊」と言います。
「エポック」という品種。
秋色ピンクとでも表現したら良いでしょうか。
私の好みに、どストライクな色と可愛らしい咲き方です。


価格の下に産地名が記されています。
やっぱりそうでしたか。
飛騨マムでした。
相変わらず、ステキなマムを作っていらっしゃいますね。
こだわりをガツンと感じます。
ダリアに対抗するかのような、そして菊のイメージを覆す、優雅でクラシカルなマムをたくさん出されています。
運命は必然だったのでしょう(まだ言い訳してる)



最近のように気候が不安定な時、美しいけれど暑さに弱いダリアを使うのをためらう事が多々あります。
そんな時、こういったオサレなマムがあると助かります。
マムは丈夫ですからね。


秋はマムの旬の季節でもあります。
今年は他にどんなマムに会えるかな。


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ハロウィン2016


あれよあれよと秋はやってきました。
今年は徐々に・・・という感じはなく突然やってきた感がありますね。
気付けばハナミズキが紅葉し始めているし、銀杏の実も成っているじゃありませんか!(@関東)


そんなこんなで感覚は無くとも確実に季節は流れ、ハロウィンモードも全開な昨今。
ハロウィンがこれだけ盛り上がりを見せ始めた要因は、カボチャがカワイイからだよね?
・・・と思ってしまうのは花業界に居て視野が狭くなっている証拠ですね(笑)


でも本当にカワイイので、今年も使わせていただいています。
生け込みなどで大きなデザインをする時に、カワイイカボチャを目立たせるためにはどうすれば良いか?
カボチャには茎が無いので、どうしても「置く」事になる。
そうすると、うずもれちゃう。背が低いデザインになってしまう。
そんなカボチャが空中に浮いていたら楽しいよね。大きく作ることもできるよね。
・・・って事で吊っています(笑)
写真は「恐竜の卵」と名前のカボチャ。
セピア色っぽい白とグリーンが特徴です。





吊るだけではなくて足元に忍ばせることもあります。
近寄って見に来てくださった方に「あ!こんなところにもカボチャが!」と発見していただくため。
宝探しみたいで楽しいのではないかと。



包kurumiのギフト「大人の花贈り」では、こんなカボチャを使いました。
カボチャに「Happy Halloween」の文字が刻まれているもの。
私が書いたのではありません(^^;)
もともとこのような状態で出荷されているんです。
これは文字ですが、あのハロウィンカボチャのジャック・オー・ランタンの顔が描かれているものもあります。(くり抜いていないのでランタンにはなりませんが)
これってまだ成長過程の畑で描くのでしょうか?
文字の部分はメロンの網目っぽい感じに固くなっています。
メロンの網目が成長過程でできる原理と同じようなものなのかも。
網目は割れた果皮に果汁が染み出して固まったものらしいですよ。
この文字も果汁?かもしれない。
メロンもカボチャも「ウリ」ですもんねー
本当のところどうだかわかりませんが・・・



オマケ写真。
昭和記念公園(東京都立川市昭島市)で撮ったものです。
10月のアタマに行ってきたのですが、キバナコスモスが大量に咲いていていました。
この頃はまだ暑くってまだセミが鳴いていました。
ビールとソフトクリーム(2個)を食べたりしていたのですよね。(暴飲暴食とはこのことです)
今の気候では無理だな(^^;)たった2週間前のことなのに。
この温度差はこたえますね。
風邪をひかないように気を付けてくださいね!


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