包日記

包kurumiフラワーデザイナー五十嵐のブログ

バラ「ベアトリス」


実を言いますと紫系やラベンダー系の色の花、又は赤身を帯びた色があまりにも好き過ぎて、黄色系の花には目が行く事が少ない包kurumiです(^^;)
そんな私でも、思わずうっとりとして手に取ってしまったのがこのバラ「ベアトリス」。
ほっこりとした上品な咲き方、優しさがにじみ出ていて「ふぁぁぁ」とため息が出てしまう美しさ。


あぁ。
また杉本ばら園さんのデビッド・オースチンではありませんか。
以前はピンク系のバラ「キーラ」の事を書きましたが、その時もこの気持ちを味わったのを思い出しました。


ただ色合いが好き。という理由で花を選ぶ事もありますが、その花本来の美しさに魅せられて選ぶ事もあります。
今回はまさに後者。
その花本来の美しさを引き出しているのは生産者さんの想いだと思います。
想いが、努力をさせ技術を向上させ、こういった胸を打つ花が産み出されるのではないか?と思うのです。
こんなに素晴らしいバラを咲かせるまで、どれだけの時間を費やしたのでしょうか?
と、美しい花の向こう側にあるものを勝手に想像してしまいます。
・・・なんて、毎度同じような事ばかり書いていますが。(^^;)
ステキな花に出会う度に、本当にそう思ってしまうのでお許しを。



今回出会った「ベアトリス」は、かなり大きく開きそうです。
お気に入りの花でも、オーダーメイドでお作りしていますので私の手元にある時間はほんのわずかで、あっという間にお客様の元へお嫁に行ってしまいます。
でも、今回は数本手元に残りましたので咲いて行く過程が見れます。
楽しみ♪


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マム「ピンクレイジ」

もう、ホントにかわいい。
これ以上何も語ることはないけれど、ブログなのでそうも行きませんね(^^;)


前々回に飛騨マムの事を書きましたが、こちらも飛騨マム。
「ピンクレイジ」というお名前。
とろけるようなピンク〜ホワイトへのグラデーションと花びらのひらひら感が優雅です。
何度も言いますが、コレはマム。つまり菊ですよ?
菊は仏花だ!なんて話はもう何年も前のお話。
時代錯誤な考えを改めて、オシャレに菊をお楽しみいただけると嬉しいです(菊応援団の言葉←私のこと(笑))


飛騨マムは「カッコイイ」もしくは「カワイイ」。
このどちらかしかないかもしれません。
中途半端なものはなくって、存在感がものすごい。




虜にしてしまう魅力・・・いえ魔力と言っても良いかもしれません。
生産者さんも私も同じモノを作る立場です。
こういった人を虜にしてしまうようなモノを作るという事は、私の目標でもあります。
よし。今日もがんばろう!









【追記】
先日お届けさせていただいた「大人の花贈り」のアレンジメントについてブログでご紹介いただきました。
アイシングクッキーのお教室をされている「acorne」さん。
とってもキレイに写真を撮っていただいてウレシイです(・´з`・)
その記事はコチラ。
http://acorne.net/archives/2985
ひそかにこちらのアレンジでも飛騨マム「シルキーガール」を使ってます。ダリアやバラも使ったけれど溶け込んでくれています。



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アンスリューム「マキシマビオレッタ」

季節が変わってご紹介したい花がてんこ盛りなのですが。
今日は「季節なんてなんのその。」なアンスリューム(笑)
とはいえ国産だから旬といえば旬なのでしょうか?
アンスリュームは気候の違う国からの輸入が大半を占めていますから。


その名はアンスリューム「マキシマビオレッタ」。
グレープアイスの練乳がけみたいで美味しそうなグラデーションがカワイイ。
初めて見たのですが、目が釘付けでした。
実は見付けた日に用途がなかったので、見なかったことにしよう。と一度は通り過ぎたのですが、やはり気になって戻ってきてしまいました。
ステキな花と出会えたら、それは運命。仕方がない!
私の場合、この「仕方がない」は多すぎなのですが(^^;)








今まで使った輸入の「マキシマ」と名前が付いているアンスリュームは、他の品種より弱いイメージがあります。
私が使ったものが、たまたまだったのかもしれないですけどね。
アンスリュームは環境が厳しい場所にも耐えてくれるのですが、「マキシマ」と名の付く品種はそれが難しいといった経験が数回あり敬遠していました。


今回は国産とのことで、ちょっと期待しています。
輸入は採花されてから長旅を経て更に検疫があったり、どうしても私達の手に渡るまでのタイムロスがあり不利ですから。





ということで「研究花材」という大義名分で、購入から6日間が経過していますが、今も元気で可愛い姿で私の目を楽しませてくれています(笑)
アンスリュームには種類、大きさ共に豊富です。
「マキシマビオレッタ」は小ぶり。
小さなアレンジにも使いやすそうですよ。









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マム「エポック」


久々に衝動買いをしました。
仲卸さんのレジ横に飾ってあったんですね。
レジに並んでいると、うっかり買っちゃうあの危険な場所です。
売っているというより花瓶に入れて展示してあった。のだと思います。価格とか書いてなくって。
「こっ、コレと同じやつ今日は販売品はありますか?!」
と、カモな自分を意識しながらも、あまりにもの美しさに質問してみると持ってきてくれました。
そこに書かれている価格は「ギョッ(゚д゚)!」でしたが、これだけ美しいのだから当たり前ね。
この出会いは運命だ!!
この言葉はたとえ予算オーバーでも買ってしまう時の言い訳というウワサもありますが(笑)


って事でGETしたこの花は「マム」です。はい。またの名を「菊」と言います。
「エポック」という品種。
秋色ピンクとでも表現したら良いでしょうか。
私の好みに、どストライクな色と可愛らしい咲き方です。


価格の下に産地名が記されています。
やっぱりそうでしたか。
飛騨マムでした。
相変わらず、ステキなマムを作っていらっしゃいますね。
こだわりをガツンと感じます。
ダリアに対抗するかのような、そして菊のイメージを覆す、優雅でクラシカルなマムをたくさん出されています。
運命は必然だったのでしょう(まだ言い訳してる)



最近のように気候が不安定な時、美しいけれど暑さに弱いダリアを使うのをためらう事が多々あります。
そんな時、こういったオサレなマムがあると助かります。
マムは丈夫ですからね。


秋はマムの旬の季節でもあります。
今年は他にどんなマムに会えるかな。


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ハロウィン2016


あれよあれよと秋はやってきました。
今年は徐々に・・・という感じはなく突然やってきた感がありますね。
気付けばハナミズキが紅葉し始めているし、銀杏の実も成っているじゃありませんか!(@関東)


そんなこんなで感覚は無くとも確実に季節は流れ、ハロウィンモードも全開な昨今。
ハロウィンがこれだけ盛り上がりを見せ始めた要因は、カボチャがカワイイからだよね?
・・・と思ってしまうのは花業界に居て視野が狭くなっている証拠ですね(笑)


でも本当にカワイイので、今年も使わせていただいています。
生け込みなどで大きなデザインをする時に、カワイイカボチャを目立たせるためにはどうすれば良いか?
カボチャには茎が無いので、どうしても「置く」事になる。
そうすると、うずもれちゃう。背が低いデザインになってしまう。
そんなカボチャが空中に浮いていたら楽しいよね。大きく作ることもできるよね。
・・・って事で吊っています(笑)
写真は「恐竜の卵」と名前のカボチャ。
セピア色っぽい白とグリーンが特徴です。





吊るだけではなくて足元に忍ばせることもあります。
近寄って見に来てくださった方に「あ!こんなところにもカボチャが!」と発見していただくため。
宝探しみたいで楽しいのではないかと。



包kurumiのギフト「大人の花贈り」では、こんなカボチャを使いました。
カボチャに「Happy Halloween」の文字が刻まれているもの。
私が書いたのではありません(^^;)
もともとこのような状態で出荷されているんです。
これは文字ですが、あのハロウィンカボチャのジャック・オー・ランタンの顔が描かれているものもあります。(くり抜いていないのでランタンにはなりませんが)
これってまだ成長過程の畑で描くのでしょうか?
文字の部分はメロンの網目っぽい感じに固くなっています。
メロンの網目が成長過程でできる原理と同じようなものなのかも。
網目は割れた果皮に果汁が染み出して固まったものらしいですよ。
この文字も果汁?かもしれない。
メロンもカボチャも「ウリ」ですもんねー
本当のところどうだかわかりませんが・・・



オマケ写真。
昭和記念公園(東京都立川市昭島市)で撮ったものです。
10月のアタマに行ってきたのですが、キバナコスモスが大量に咲いていていました。
この頃はまだ暑くってまだセミが鳴いていました。
ビールとソフトクリーム(2個)を食べたりしていたのですよね。(暴飲暴食とはこのことです)
今の気候では無理だな(^^;)たった2週間前のことなのに。
この温度差はこたえますね。
風邪をひかないように気を付けてくださいね!


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オクラのその後


タイトルに「その後」と書きましたが・・・
「その後」も何も実はオクラの事はまだブログに書いた事が無いです(笑)
書こう書こうと思いながら、書くタイミングを逸してしまったんですね(^^;)
写真は撮っておいたのですよ。
アカオクラ。
出回っていたのは8月頃。
観賞用なので実が大きくて、しかも赤いのでインパクトは大きいです。
生け込みに使ったところ、反響も大きく皆様に楽しんでいただけたようです(*^^*)


今年は何度か使ったのですが、一か月ほど前に使ったオクラ達が余ってしまい、日の目を見せてあげられなかったので部屋に飾り私が楽しむことにしました。(こちらはアカオクラかどうかは不明)
大きなデザインに使う為、背が高いものを注文で仕入れたので本数がまとめて入ってしまったんです。
眺めていて、ふ、とこのオクラをドライにしてみたくなりました。
花をドライフラワーにするために取っておくっていう事はほぼしないのですが、カッコイイんですよ。オクラのドライは。
乾けばますますワイルドになります。
ということで気まぐれでオクラをドライにしてみました。
コレです。


なぜか乾くと縞模様が出てくる。
ここがオクラの面白いところ。


そして想定外な事が二つ。
想定外その1。

たくさんあるうちの一つの実がはじけてきた。
種まきしたら発芽するのかしら?
まぁ庭が無いのでまきませんが(^^;)


想定外その2。

今回は水に入れながらゆっくりとドライにしていったのですが・・・
発根してきたっていう(^^;)


このまま水栽培をしたところで育たないだろうけど、生命を感じてしまうと無下に水から出すのも気が引け・・・
オクラの事をブログに書くタイミングを逸しましたが、完全ドライ化もタイミングを逸してしまいました。
もうしばらく様子を見る事とします(^^;)


おまけ写真

やっぱりこういう素材ってモノクロで撮りたくなる。

なかなかのフォトジェニックです。


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スズメウリ

久しぶりの更新となってしまいました。
その間に色々な出来事がありましたが、一番の事件と言えば相棒の包kurumi号のエンジン故障でしょうか(^^;)
なんせ年式も古く10万キロ越えのクルマです。
栃木までの出張は包kurumi号にとって荷が重かったようで・・・
往路途中に事故による通行止めのおかげで迂回するハメになり、限界まで急がせてしまったのも原因でしょう。
仕事を終え、もうすぐ自宅。といったところで事件勃発。
動くには動くのだけど、加速しなくなっちゃったんですねー
びっくりする事件ではありましたが、幸いにも敏腕整備士さんのおかげで復活を遂げることができ、今では前より調子良く走ってくれています。
良かった。良かった。まだまだ行けるね。
仕事前の往路ではなく復路だった事、高速道路ではなかった事は包kurumi号に感謝です。
包kurumi号よ。無理させてごめん。
次回の遠征は策を練らなくてはね。
※写真は2年前に撮ったものなので悠長に荷を積んでます(笑)


 さてさて、季節は着々と秋へと向かい、一か月前に比べると市場に並ぶ花の種類がだいぶ変わってきました。
今回は運良く「スズメウリ」を手に入れることができました。
スズメウリがあれば楽しいデザインになること請け合いなのですが、市場に並ぶ時期が一瞬だったり大量に出回ることがなく、出会えたとしても使えるデザインのご注文が無かったり。とタイミングがなかなか合わなかったりするのです。
ですので今回は運が良かった(*^^*)


実の大きさは2cmくらいでしょうか。
ツル状で緑の実が熟れると赤くなります。
イカのようなスジ状の柄は愛嬌がありますね。



1本にそれほど実がついている訳ではないので、1本使ったところで効果的に使えるものではありません。
今回は束ねて使いましたが、バーっと雨のように吊ってみたり、数本をテーブルに這わせても面白いですね。
茎は水につけなくても実(み)は数日はプリッとしていますので秋のディスプレイに楽しい実物(みもの)として、気軽に使えますよ(*^^*)








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