包日記

包kurumiフラワーデザイナー五十嵐のブログ

ほぼ中毒


「やっぱりスゴイなぁ」「やっぱりキレイだなぁ」と仕入れから使用するまで、触れる度に何度つぶやいた事か。
トルコギキョウは今や通年入手可能となり、季節感は薄れ珍しい花ではなくなりました。
そんな事を言う人を黙らせるトルコギキョウがあります。
圧倒的な個性を誇る、佐瀬農園さんのトルコギキョウ


お値段は他のトルコの2倍またはそれ以上なのだけれど、その素晴らしい姿を見てしまうと手に取らずにはいられなくなってしまうのです。
その感動を何回このブログで書いただろう?
・・・と、数えたら3回登場してますね。


好きな花に囲まれて - 包日記
夢見る連鎖 - 包日記
あっと驚くトルコギキョウ - 包日記


もう中毒と言って良いかも(^^;)



私が市場で佐瀬トルコの前で感激して動けなくなっていると、となりでこんな声が聞こえてきます。
「うひゃー高っ!」「こんな値段で買うやついるのか(怒)」
もちろん声には出さないものの「ここにいますけど何か?」と心の中で答えています。
いえ、私は大儲けしているウハウハの花屋です!と言っているのではありません。


理由はたくさんあるけれど、花に見合った適正の価格だと思うから。というのも買う一つの理由。
その花の価格が適正であるかそうでないかは、思いを馳せ、そして使ってみないとわからないかもしれません。
こういった高品質で個性のある花を作るのに、どれだけの手間暇がかかるのか。どれだけの技術がいるのか。出荷できる段階までにどれだけの時間を費やしたのか。
生産者ではない私でも、この花の背景にあるものを想像するのは難しい事ではありません。


もちろん、何でもかんでも佐瀬さんのトルコを使う訳ではなく、シーンを選んで使っています。
中でも「お花好きな方に贈る」というキーワードで使う事が多いです。
フツーのお花は飽きちゃったよ。と言う方のツボに、ほぼ確実にハマる花ですから。
トルコギキョウでありながらトルコギキョウとは思えない職人魂を具現化した花は、お花好きの方がふんわりと笑顔にする力を持っているのです。
それを想像すると、やっぱり使う価値がありますよね♪


冒頭の写真は「ベッピンサン」
まるっと形の良い八重のフリンジ。
大輪ですし、美しさも迫力も満点です。



そして「ベッピンサン」を八重フリンジトルコの正統派とするならば、個性的で粋な咲き方をする「ハイカラサン」もあります。
「ベッピンサン」のまるっとした咲き方とはまた違って、ちょっと幾何学的な咲き方というかひし形っぽいというか何というか。
まぁ、それがハイカラという事なのでしょう。


トルコギキョウは一本の茎から枝分かれして数輪の花を付けます。
エネルギーを大量摂取するつぼみを落とす事によって、選ばれた花が全力で開花できるようにしているのでしょう。
両品種とも、つぼみがありません。
切り花となったトルコギキョウの小さなつぼみは、残念ながら咲かないですから、要らないよ。という潔さ。(と、勝手に想像しています)
「ベッピンサン」も「ハイカラサン」も、大きく大きく花開き、見る人の心を鷲掴みするのです(*^^*)





さて、いよいよあさって5/2(土)〜4(月祝)まで、私も出展する写真展です。
植物オタク目線で撮ったものも数点ありますので、クスっと笑っていただけたら嬉しいです。
詳しくはコチラ
皆様のご来場をお待ちしております♪



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