包日記

包kurumiフラワーデザイナー五十嵐のブログ

I LOVE 輸入花 第2回「その他編」

前回の「プロテア編」に続き、個性的な輸入花をご紹介。
ホント、この手の花にはワクワクさせられます。


第2回「その他編」


「イエローシャンプー」
フィリピンから来たそうで、ジンジャー(生姜)です。
何度かこのブログにも書いている、同じジンジャーの仲間であるクルクマは別物に見えますが、花が苞からピョコっと出てくる構造は同じです。
ジンジャー類は主にこの黄色部分の苞(ほう)の観賞がメインですが、この「イエローシャンプー」は花にも個性が光っています。
色と言い、水玉模様と言い、すごい花だなぁ。

 



「ネッタイサルスベリの実」
タイかマレーシアか・・・その辺らしいです。
ドングリじゃぁありません。
以前「オオサルスベリの実」という実を使ったことがあるけれど、そっくりで実の大きさもほぼ同じ。
オオサルスベリより実が細長いのは、品種の違いなのか、実は同じ品種なんだけど名前が違うだけで単なる個体差?なのかは謎。
謎だらけなのが輸入花の魅力!ということにしておきましょう(笑)
7年ほど前に書いた「オオサルスベリ」のブログでは、実の変化具合がわからない。と言ってますね。
日本でよく見かけるサルスベリの実と同じでそのまま乾燥し、やはりドライになる事がわかりました。
しっかり枝にくっついているので、よっぽどの衝撃を与えない限り落ちたりしません。
変色もほとんどなく、若干白っぽく色褪せる程度。今更だけど報告(^^;)
もちろんこの「ネッタイサルスベリの実」も同じです!



「リフレクセス・パラノムス」
写真の中央に写っている細長いヤツです。
南アフリカから。
何なのでしょう?初めて見ました。
よくわからない花だけど、イメージにぴったりだったんです。
それにしても、南アフリカはステキ花が多すぎます。



他にもあるけれど、この辺にしておきましょう(^^;)
コオロギが鳴き始めたとはいえ、まだ気温は30度前後あります。
包kurumiがこうした花を選ぶのは、ただ「好き」という理由だけではありません。
この暑さには、暑い国の花で対抗する。というのは一つの考え方だと思っています。
暑いところで育った花は暑さに強い。
暑さにも耐え得る姿に、植物が進化していったからです。
植物も子孫を残そうと必死なんですね。
・・・という事で暑いうちは、この辺りの輸入花にもう少しお世話になると思います。


海外の植物の不思議を日本に居ながらこんなにも見れるなんて、素晴らしいです。
これって切り花の魅力の一つかもしれません。
熱帯植物園にもない植物も、切り花ならあるよ。というものって結構あるんじゃないでしょうか。
そして、このような植物が揃う日本の花市場もすごいなぁ。とも思うのでした。



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