包日記

包kurumiフラワーデザイナー五十嵐のブログ

ゼンマイ


写真は「薇」。
読めなかったのは私だけではないですよね・・・
パソコンの変換で出てきて「ん?」と思ったので確認してしまいました。
そう「ゼンマイ」です。
ゼンマイに漢字があったとは。
なんで、くさかんむりに微なのだろう??


さて。
ゼンマイは春の花材として用いられますが、その爽やかな春のイメージとは裏腹にシダの仲間なのでじっとりした湿度の高そうな雰囲気にもハマります。
どちらかというと私はこちら方面で使うのが好きです。


シダは私の中でとても神秘的な存在。
葉の裏に胞子をつける事はご存知の方も多いと思います。
その胞子がぎっしりと規則正しく並んでいる姿を初めて見た時は、不気味でゾワッとしたものです。
でも、それがシダの特性と知ってからは面白いと思いはじめました。
怪しげな空気感を作るのにうってつけですから。


また、渦を巻いて出て来る新芽も愛嬌があります。
写真はその新芽部分に当たります。


よく「食べられますか?」と聞かれる植物の一つ。
これは鑑賞用のゼンマイで、茎の部分は鉛筆のように固いです。
食用のゼンマイが育ったものか、違う種類なのかは未確認ですが、どちらにしても食べられません。
ゼンマイ以外にも八百屋さんにも売っているようなものが花屋にも並んでいる事は多々ありますが、あくまでも観賞用ですのでお腹が空いても食べない方が良いでしょう(^^;)


そうそう。鑑賞用のゼンマイと言えば、こんなものもあります。



これはヘゴゼンマイ。
観葉植物として鉢物(もちろん葉付き)でも売られている事もありますが、こちらは切り花用で仕入れたもの。
ワイルドさと存在感はハンパないです。
そしてカッコイイ。
一番上の写真のゼンマイの茎が、細いえんぴつくらいなのに対し、ヘゴゼンマイは人参くらいの太さかな(^^;)
ド迫力です。


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