包日記

包kurumiフラワーデザイナー五十嵐のブログ

仲間とラスティークと。

悲しいかな。
花の仕事をしていると、花をいただく事がなくなるものである。
そりゃ、毎日花を触っている人に花をあげるってのはいかがなものか?と思うのは当然だと思うけど、少し寂しい・・・


ところが先日、元同僚にバラをもらった。
ブライダルに使った花の余りものである(笑)
実は、多忙な元同僚に応援要請を受け、ブライダルのセッティングのお手伝いに行った時おこぼれを頂いたという訳。
だからリボン付きのラッピングされたものではなく、新聞紙に巻かれたものなのではあるけどなんだか嬉しい。
自分で仕入れた花ではないものが、自分の為に咲いてくれるって良いなぁ。


私は東京では2店舗で修行を積んだのだけど、その頃の同僚達は現在は独立している仲間が多い。
何かあった時にお互いに助け合えるのがありがたい。
共に同じ空気を吸い同じ経験をしてきているので、多くを語らなくても通じ合えるものがある。
大田市場に行くとばったり会う事も珍しくはないのだけど、これがまた嬉しい。
お互いに一人で仕入れに来ているからこそ、かつての仲間を見つけるとホッとするもの。
今はそれぞれが別々に働いているけれど、仲間って感覚は今も変わらない。
今まで積み上げてきたのは技術や経験だけではなくて、多くの仲間もそうなんだって思う。


そう言えばあまり買わない品種「ラスティーク」。
アンティークなピンクでキレイなのに、なぜか最近使ってなかった。


あの頃よく使っていたバラ「ラスティーク」を眺めながら感傷に浸るイガラシなのでした(^^;)


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