包日記

包kurumiフラワーデザイナー五十嵐のブログ

2008山手西洋館フェスタJUNE「花と器のハーモニー」<イギリス館>

イギリス館の序奏


山手に行って参りました。
この度の一連のイベントの総合プロデューサーの前谷裕一氏が空間演出する館がこの「イギリス館」でした。


今日は時間が無く全部の館を回るのは不可能だと思い、ピンポイントでイギリス館を目指して行きました。
むむむむむ…
「THE 前谷」です。


以前お世話になっていたお店のオーナーでもあり、数々の空間を作り上げていく過程を見て参りましたが、その度に驚かされ感嘆のため息をついていたものです。


今回はその過程を見ずに、いきなり完成した空間に足を踏み入れた訳ですが…
どっぷりとその空気に飲み込まれてしまいました。
たぶん、氏から離れてこそ感じるものもプラスして感じてしまったのだと思います。


ひとつの世界観を作り上げる徹底振り(照明も音楽も含め…)。一本の花、一つの物…全てに意味があって全く無駄が無いのです。
それでこそ感じる「贅沢」があるということ。
器を作った作家達の魂を感じずにはいられない、心憎い演出の連続です。
それに気付く度にひっくり返りそうになったり、目眩がしたり、ドキドキします。
心の準備をしてご覧になった方が良いと思います。


器やテーブル、この日の為に作家さんが作ったものも多数あるとの事です。
全てにおいて見所満載です。


はぁ。ベタ褒めですね。
褒めすぎ?
いえ、私の乏しいボキャブラリーでは表現し切れませんので、是非とも足をお運びください。
このブログでは私の興奮だけがお伝えできれば。と思います。


以前のブログで「写真撮れますよ」と書いてしまいましたが、スミマセン。2Fは撮影禁止でした。
この写真は1Fにあった作品です。
ラリックの器は、この日の為にあつらえられたと思われる漆塗りの台に鎮座し、オクラレルカ(葉)に仕掛けをし幾何学的な動きをだしたものに、曲線美を生かしたカラーとが絡んだものが活けてありました。
この1枚はほんの序奏で、2Fはもっともっと大変な事になっていますよ。


是非、是非、是非、この感覚を体感していただきたいと思うイガラシでした。


また、この空間を作るにあたりサポートをしてきたスタッフの皆様、ほんとにほんとにおつかれさまです。
その姿を思い浮かべながら、ありがたく拝見させていただきましたよ!