包日記

包kurumiフラワーデザイナー五十嵐のブログ

生モミの木


モミの木ってクリスマスの代表的コニファー(針葉樹)。
でも実際、ホンモノのモミの木を見た事がある方って少ないんじゃないかな。と思います。
なぜなら、あまりお花屋さんに売っていないから。
あってもクリスマスリース用に使う、切り落とされた枝の一部がほとんどではないかと。


でもね、あるんですよ。
ここ日本にいても、ご立派な生のモミの木が楽しめるんです。
昨年から輸入のモミの木を使わせていただいています。
本場ヨーロッパからやってきたモミの木。
フレッシュ(生)の切り枝なので、専用の台にはお水が入っていて吸えるようになっているんですよ。
葉っぱで隠れてしまってほとんど見えないけれど。(下の写真にバッチリ写っていますのでご参照ください)


スバラシイですね。
絵に描いたようなクリスマスツリーの形をしています。
葉がビッシリと密に生えているのでこのような美しいフォルムになるんです。
本場ヨーロッパはモミがこうしてしっかりと育つ気候なのですね。
作り物のクリスマスツリーは、これを模倣しているのです。



数年、国産のモミの木を使っていました。
輸入モミと差が歴然。
日本の気候は本場に比べて暖かいため、徒長してしまうのでしょうね。
枝葉が少ないぶん、形も色々で安定しない。
当たりかハズレかはギャンブルのような感覚。
これでも、なるべく形の良いもの、大きいもの、葉が乾いていないプリッとしているものを探して仕入れていました。
やはり輸入モミにはかなわないなぁ。
水受け付きの専用の台は葉がスッキリしているので丸見えですね(^^;)



国産であれ輸入であれ、フレッシュですので森林の香りも存分に楽しむ事ができます。
もちろんクリスマスまで、日保ちします。
お正月過ぎても元気でいてくれるくらい(^^;)



こちらのお客様は、クリスマスリースもフレッシュコニファーを使用したもの。
香りの良さをご存知なので、ツリーもリースもフレッシュ派なのです。
ツリーと同じ配色で統一感を出しています。


クリスマスまで、あと一ヶ月。
存分にクリスマス気分をお楽しみくださいませ(*^^*)


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