包日記

包kurumiフラワーデザイナー五十嵐のブログ

黄色いアイツ


まぶしいくらいの黄色。
元気いっぱい。
顔は平面でのっぺりしている。


そんな花、私のキャラじゃないよ。
なんて言ってられない。


不動の人気を誇るその黄色いアイツは、花に携わる仕事をしている以上、避けては通れない。


そう。
ヒマワりの季節がやってまいりました。


例えば。
お子様が訪れる場所。
そこに、子供にもわかる花があったら。
もしくは、お母さんがまだ小さな子供に教えてあげられる花があったら。
お母さんとの会話、子供の笑顔。そんな光景が目に浮かぶ。


例えば。
季節感を出したい時。
ヒマワリは夏を代表する花のひとつ。
鬱陶しい梅雨の最中、もうすぐ夏ですよ。
元気出して行こうぜ!
なんてメッセージを込めるのも悪くない。


そんな想いを寄せて、黄色いアイツをチョイスする事があります。


冒頭の写真は一見「あぁヒマワリでしょ。」
という感じですが、こう見えて3品種を使っています。
ヒマワリって言ってもたくさんの品種があるんですよね。
こうすると間違い探しみたいで楽しくないですか?(もちろん、間違いではなく3種類ともヒマワリなのだけど)
オーソドックスな花でこそ、どこかに遊び心を加えたくなるものです。


「サンリッチマンゴー」


「サンリッチオレンジ」


サンリッチは黄色のグラデーションで数種の展開をしていますが、品種名にはフルーツの名前が用いられています。


「ビンセント・クリアオレンジ」


ビンセントってヒマワリの絵画で有名なゴッホ(Vincent Willem van Gogh)から名付けられたらしいです。


後日談で、ヒマワリではなく副素材として使った「サンダーソニア」の方がお子様の反応があった・・・という報告を受けたのはナイショの話(^^;)


過去のヒマワリ記事はコチラ


●ひまわりの事を書くのを忘れていました
●ひまわり「モネのひまわり」


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