包日記

包kurumiフラワーデザイナー五十嵐のブログ

ハナミズキ


今年は桜前線が走り抜けていってしまった感がありますね〜(@横浜)
もっとゆっくり楽しみたいのに・・・そう思った方も少なくないはず。
桜は、その儚さが人気の一つかもしれませんが・・・
でもご安心ください!
ソメイヨシノは終わっても、八重桜などはこれから楽しめます。
桜はソメイヨシノだけではない!
もっと言えば、花木は桜だけではありません。


写真の花は「ハナミズキ」。
街路樹などに植えられている場所も結構ありますね。
ソメイヨシノが一段落すると、幽玄な白い花を咲かせ始めます。(ピンクもありますが)
桜ほどの大木ではないけれど、一花一花が大きいので存在感はバッチリです。


桜のおかげで他の花木の影が薄いですが、春はたくさんの木々が花を咲かせる季節です。
毎回、使いたい花木がたくさんあって悩ましいくらい。
それに対して夏はグッと減ってしまい、これまた逆の意味で悩ましい。
だからシアワセな悩みなんですけどね(^^;)


その中でも外せないのが「ハナミズキ」。
枝の茶色にマットな白の花は、何ともモダンです。
花木というと和風に思われる事が多いですが、ハナミズキは都会的でスタイリッシュな空間にもビシッとハマりますね。
アメリカ原産だから、そういった空気感も作ってくれるのかもしれません。
ちなみに。
ハナミズキは、100年ほど前に日本からアメリカに桜を贈った時に、アメリカがお返しにと贈ってくれた花だそうですよ。


こんなハナミズキもあります。
色はグリーン。
通常のハナミズキよりも花が小さいのですが、花数が多いので見応えがあります。


春を愉しむ花木は、まだまだたくさんあります。
もちろん桜も魅力満載なのですが圧倒的な人気の為、他の花木が注目されないのは、ちょっともったいない。
桜以外にも素敵な花木があるって事を、もっと知ってもらえたらなぁ。と毎年思う春・・・


包kurumiのホームページ

http://www.kurumi.jpn.com/



ハナミズキについて、便宜上「花」と表現していますが、本当は「総苞片」です。花は中央のつぶつぶ。総苞片はこのお花達を守る役割を果たすものです。