包日記

包kurumiフラワーデザイナー五十嵐のブログ

初めてカトレアを美しいと思ったお話


洋らんの女王などとも呼ばれている「カトレア」。
カトレアと言うと、紫がかったピンクに赤っぽいリップに黄色が挿す、ギラギラとした配色。
そして、やたらと大きい花(20cmくらい?)。
といったイメージで、色と言い、大きさと言い、丈の長さと言い(切り花は花首だけなので非常に短いです)どうにも苦手な花でした。
まぁ、このインパクトがあってこそ「女王」と呼ばれるようになったのでしょう。


ランは交配だとか属間雑種(カトレアとコチョウランが混ざった種類とか←こんなのあるかわかりませんが例えばです)だとかあって、超複雑です。
それもランの魅力の一つなのだけど、私には難しくて理解不能(^^;)
でも、それによって多くの種類を楽しむことができるんですよね。


ですので、カトレアにも色んな種類があるのです。
色も、大きさも。(丈が短いのは共通ですが)


写真の白い花もカトレア。
その名も「白雪」。
冒頭に書いた私のイメージするカトレアに対し、正反対なんです。
その白は純白に近くリップも白という単色。
花の大きさは14〜15cmありますが、花弁が細いため圧迫感がなく控えめで奥ゆかしい表情を持っています。
リップのフリフリも美しい!



濃厚なカトレアが好みの方は、これでは物足りないかもしれませんね。
でも、私は今回この「白雪」と出会って、初めてカトレアを美しいと思ったのでした。
カトレアと聞くだけで拒絶反応をおこしていた私なのに・・・
食わず嫌いは損をしますね。


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