包日記

包kurumiフラワーデザイナー五十嵐のブログ

大輪花ブームだけれど。

トルコギキョウは夏の花。
そんな事を言っていた時代は今いずこ・・・
近年はいつでも手に入る花となっています。
それもこれも、栽培技術の進歩と生産者さんの努力の賜物なんでしょうねぇ。


このトルコギキョウ「エリオラベンダー」は小輪の八重咲きタイプ。
花径が4cmくらいでしょうか。
普通のトルコギキョウの3周り(なんて言葉あるのかな?)くらい小さい大きさ。


最近は大輪花ブームもあり、本来の姿よりも巨大化させた花を多く見かけます。
トルコギキョウもしかり。
そんな中、こういった小輪タイプがひょっこり出てくると目をひくものですね。
大輪花が大好物の私さえ手が伸びてしまいました(^^;)
前からこの程度の大きさのトルコギキョウは存在していましたが、最近はめっきり息を潜めていた感があります。


ちなみに「エリオラベンダー」は比較的新しい品種のようです。
花びらにはしっかりとしたハリがあるし、やんわりとしたラベンダー色は他の色に馴染みやすく使いやすい!
そして、小輪という主張し過ぎない大きさはサブ花材としても活躍できる重宝アイテムです。


使う用途やデザインに適したサイズの花が欲しい・・・と思うのは当然です。
「トルコみたいな雰囲気の花を使いたいけど、デカすぎて使えないんだよなぁ・・・」
という悩みを解決してくれる花が現れたら使いますとも!
例えば小花をたくさん集めて可憐な雰囲気にしたい。
と思った時、大きなトルコギキョウは即刻除外されてしまうのですが、小輪のトルコギキョウだったら「これも良いなぁ」と思う訳です。


花の季節にしろ、サイズにしろ、選択肢が多いという事はデザインする側もそれを楽しむお客様も、本当に恵まれた環境にあると思います。
ありがたい時代ですね〜(*^^*)


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