松の魅力

世の中の皆様がクリスマスを謳歌している今、我々はお正月準備に突入しております。

気になるのがやはり「松」。
これがなくてはお正月は語れません。

松は派手に花を咲かせる事もなく、緑のチクチクする葉をつけているだけ。
昔はそう思っていたのですが、今は松のどっしりした貫禄。木肌の美しさや枝の力強い動きなどに魅力を感じるようになりました。
日本庭園などの立派な松を見ると、思わず「おぉっ！」と感嘆の声をあげてしまいます。
そういうお年頃になったという事でしょうか(^^;)

禅語に「松樹千年翠（しょうじゅせんねんのみどり）」というものがあるのを知り、ますます好きになりました。
松はいつ見ても緑の葉を茂らせ変化に乏しい地味な樹木であるが、実は春には新しい芽を吹き古い葉は枯れ落ちる。
変わらないような姿に見えて実は変化している。
軸はブレずに変化し続ける。そうありたいですね。
心に浸みます。

ここでも「千年の翠」と言われている通り、松は不老長寿などの意味でもおめでたい。
お正月に飾る門松は、神様が降りて来る目印。
そんな意味があるそうです。

松って深いです。

写真は苔付きの三光松。
力強さと味がありますね。
お正月が楽しみです。

包kurumiのホームページ
http://www.kurumi.jpn.com/