包日記

包kurumiフラワーデザイナー五十嵐のブログ

バラ「スィートオールド」

市場でたくさんのバラが並んでいるのに、つい吸い寄せられてしまうものがあります。


形。
コロンとしたタイプ。


色。
茶色をはじめ好きな色はたくさんあるけれど、やはり白がなくては語れない。
でも純白よりオフホワイト派。
純白は美しいけれど、なんとなく人工的な印象を受けてしまうからか、自然に近いオフホワイトに魅力を感じる。


こんな分析になるわけですが。
これらを兼ね備えているのが写真のスプレーバラ「スィートオールド」。


スプレーバラ(枝分かれしているバラ)の中ではやや大き目の花を付けます。
カップ咲きでコロンとしています。
そしてほんのり黄色味を帯びた柔らかいオフホワイト。
それはそれは、吸い寄せられます(*´з`)


市場に出ていて状態が良いものであればもれなく買う。
そしてスィートオールドを軸に花を選んだり(^^;)


ブライダル関連では、敢えてスィートオールドを注文したり。
それくらいファンであり私の中ではレギュラー化しているバラなのでした。


グラデーションとして他の白い花と合わせると陰影というか凹凸というか優しい感じというか・・・
単色では表せない、何とも言えない味を出してくれます。
白のグラデーションの話をするには、やはりウェディングブーケを例に挙げるとわかりやすいかな。
この写真の一番黄色っぽく写っているのが「スィートオールド」。
大き目のバラが「ティネケ」。
小ぶりで純白に近いコロコロのバラが「スプレーウィット」。
同じ白でもそれぞれ色が微妙に違いますので、お互いに引き立て合っています。
白に限らず、色って奥深いですね。


さて。
毎度、花の紹介をしているだけなのも何なので・・・
久しぶりに、プチ講座など。


【一輪挿しにスィートオールドを活けてみよう】
明るい緑や斑入り(白と緑の複色)の葉物などと合わせると、スィートオールドの優しい雰囲気がより際立ちますよ♪
オススメ副花材・・・ピットスポラム、アイビー(斑入り)、ミスカンサス(斑入り)、アルケミラモリス、などなど。
これらの1つをプラスするだけでOK。
小さ目のガラスの一輪挿しに丈を短くして飾ってみて下さい。
一輪挿しがなければプリンなどが入っていた小さ目のビンなどでもかわいいかも。
ガラスの器にオフホワイトの花とグリーンの組み合わせはオシャレなカフェのような雰囲気になります。(丈が長すぎるとカフェと言うより昭和っぽい喫茶店の雰囲気になってしまうので注意(@_@))
もしスィートオールドを見つけたらお試しあれ!


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