包日記

包kurumiフラワーデザイナー五十嵐のブログ

個性満載!パフィオペディラム

パフィオペディラム(以下パフィオ)の魅力は、何と言っても個性的なところ。


<食虫植物と誤解される風貌>
パフィオはランの仲間。
袋状になったリップと呼ばれる部分のせいで、よく食虫植物と間違えられるんですよね。
それはあくまでも誤解。
この特異な姿がパフィオのカッコ良さでもあります。
リップ(唇)というよりパフィオの場合、アゴっぽいと思うのですが・・・(笑)


<模様の入り方>
写真のパフィオのように点々の模様の他に、縞々模様もあります。
どちらも、誰かが意図的に描いたんじゃないの?と思わせる芸術的な模様です。


<色の組み合わせ>
花びらの部分によって色や模様が違うのも面白いところ。
落ち着いた色が多いのですが、そう来たか!という組み合わせにハッとさせられます。



私はアレンジで他の花と合わせる時は、パフィオの中に入っている色と近い色の花を選ぶ事が多いです。
今日のパフィオは白、グリーン、茶色なので、それに近い色の花と合わせると、突出したパフィオの個性が違和感なくデザインに溶け込みます。
そもそもパフィオ自体の配色が面白いので、それに便乗してしまおうってわけ(笑)


ランの世界は奥深いです。
原種だの希少なものだの交配だの・・・
パフィオもしかり。
マニアックなものだとウン十万するものもあるみたいです。
そんなものは切花で流通しませんが(^^;)
だって多くのパフィオは一株に一輪の花しか持たないので、量産は大変ですものね。


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