紫のバラ
少女コミック「ガラスの仮面」の主人公である北島マヤが度々「あなたのファン」と名乗る人物から贈られていた紫のバラ。
連載が始まったのは1975年とのことですので、紫のバラなんてそりゃもう珍しいものだったかと思われます。
私が初めて「紫のバラ」と呼ばれるものを見たのは「デリーラ」という品種でした。
そのバラは青みがかったピンクという印象で「うーん。紫と言えば紫だけどねぇ」と思った記憶があります。
デリーラは今でも健在。この色はこの色でとてもステキなんですが「紫」という観点で言うと、まだまだ感は否めません。
ところが技術の進歩たるものはすごいもので、品種改良により現在ではまさに「紫」と呼べるバラが次々と作出されています。
今では紫系のバラだけでも相当な数があると思いますが、消え失せず作り続けられている定番2種をご紹介。
ブルーミルフィーユ
その名の通りミルフィーユのように重なる花びらがゴージャスです。
パープルレイン
あの有名なデパートのシンボルになっているバラのような咲き方をしてますね。
さすがに菖蒲(アヤメ)のような紫ほど濃い色のものはまだ出てきていません。
いつかはきっと出てくるんだろうなぁ。
ちなみに。
青いバラやレイイボーカラーのバラを見かけますが、アレは人工的にインクを吸い上げたり注射器で注入したりなどして着色しているものです(^^;)