包日記

包kurumiフラワーデザイナー五十嵐のブログ

大百日紅

大百日紅


市場でお買い物をしていると、ステキな実が目に飛び込んできました。
私は初めて目にするもので、ふ、と見ると

百日紅

って書いてあるんですよ。


よ、読めない…


とりあえず市場の人に聞いてみよう。
「漢字読めないんですケド…この実はどう変化して行くのでしょう?落ちますかぁ?しぼみますか?変色しますか?」
すると市場の人「・・・コレ知ってるー?」と奥の人に聞いています。
なんだ。この人も読めないらしい。ヨカッタ。
ヘンな安堵感があったりして。


そして奥の人も出てきてくれました。
「あぁ!オオサルスベリね。」
「えぇぇぇ!?サルスベリってあの今そこらで咲いてるサルスベリの仲間って事?漢字があったの?えぇぇぇ?」
妙にうるさい客だったでしょう。
あの時は取り乱してスミマセンでした。


だってびっくりしちゃったんですよ。
カタカナ以外に漢字が存在した事に。
あったとしても、サルが滑る「猿滑り」とか書くなら分かるけど。(調べたらコレもアリみたいです)
でもこうしてパソコンで変換すると「百日紅」と一発で出てくるではありませんか。
一つお利口さんになりました。


そして実の変化具合については、わからないとの事でした。
そうですよね。
新鮮第一の市場が何日も売れ残った植物を研究する事はないでしょう。
しかも売れ残るどころか、人気があって出すとすぐに売れてしまう枝物だそうです。


よくわからないけどサルスベリが大きくなった物のようなネーミングだから、丈夫そうだ!と踏んだ私は購入する事にしました。


…にしてもΦ3cm位の大きな実といい、色といい、イイ感じについてる枯葉の具合といい、カッコイイです。
惚れてしまいました。


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